コラム

 

会社の将来を担う中堅職員の研修内容の考え方

2020年2月29日

ノートとペンの写真
新入社員の域は脱しているが、入社5〜10年くらいの管理職ではない中堅社員は、企業においてとても重要な存在です。中堅社員がその企業で力を発揮できているか否かは、業績に直結する部分ですから、必要に応じて適切な研修を行う必要があります。
ここでは、中堅社員の研修内容をどうすれば良いのかを考えていきましょう。

中堅社員研修の目的

会社という組織のなかで中央に位置している中堅社員は将来的にリーダーになる可能性が高いです。仕事に慣れ、ある程度自分の力でやっていく自信が付き、自他ともに一人前の組織人であるという自覚も芽生えている人も多いでしょう。
その一方で、同期の出世や実績が気になったり、仕事がより専門的になることで業務の遂行が思うように行かなかったりして、自分の働き方に迷いが生じる人も少なくありません。そんな葛藤を抱える中堅社員が、今後の働き方の方向性を自分で見つけ出すためのきっかけをつくることこそが、中堅社員研修の最大の目的だと言えるでしょう。

中堅社員に求められる心構えについて

組織のなかで中堅と呼ばれる立場になると、新人の頃よりも更に仕事をする上で成果をあげることが求められるようになってきます。
上司や先輩から仕事が与えられるのを待つことが許されるのは新人までです。中堅社員は、自分が力を発揮できる領域を自分で見つけて、自分が組織でどのような戦力となれるのかを考えながら働かなくてはいけません。
難しい仕事でも簡単に断らず、積極的に引き受けることも大切です。難しい仕事は人を成長させます。たんに難しい仕事だけでなく、実力以上の仕事も引き受けていくべきです。自分の能力を飛躍的に伸ばすことになるからです。
中堅社員研修では、こういった心構えについて、具体的な事例を交えて説明していくことが大切です。

中堅社員の研修内容

中堅と呼ばれる位置に属する社員の多くは、自分の仕事に自信を持っている人たちがほとんどです。また、経験も豊富なので、自分を省みることもできます。
そのため、講師が前に出て一方的な講義を行うという研修よりも、自分自身を振り返り問題点を自分で見つけていくことを促す研修をすることが大切です。
まずは、それぞれの社員が抱えている仕事に対する悩みとその解決方法について明らかにしていきましょう。
自分自身の抱えている問題や、自分を取り巻く環境を自分自身で見つめなおすことで、これまでとは全く異なる角度から問題解決のためのアプローチをすることが可能になるはずです。
中堅社員は「新人社員と上司のパイプ役」という組織にとって大切な役割を担っていますが、その一方でこの時期に伸び悩んでしまう人は少なくありません。研修の焦点を的確に絞ることで、停滞期から抜け出すためのきっかけをつくってあげることが大切です。中堅社員に的確な研修をしたいとお考えの方は、ぜひ一度当社へご相談ください。
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