2020年3月19日
店舗の責任者である店長は、物を売るだけではなく人材や商品、お金の管理も担っています。スタッフとしての実績を積み重ねて店長になる人もいますが、スタッフの仕事と店長の仕事には大きな差があり、店長として活躍するためには、新たなスキルが必要になるでしょう。
ここでは、店長に必要なスキルとそのスキルの習得方法についてご紹介します。
店長に必要なスキル
販売員はお客様に商品を売ることが仕事ですが、店長はどの商品をどれくらい仕入れるのかを判断したり、スタッフの確保や指導などを行ったりして、スタッフが働きやすい職場作りや、お客様に喜ばれるお店作りをするのが仕事です。そして、これらを実現するためには、次のようなスキルが必要となります。
オペレーションスキル
スタッフのスキルを把握した上で、シフトや役割分担などを決定し、スタッフの能力を最大限に引き出しながら店舗を運営します。
人材育成スキル
スタッフが今持っているスキルに合わせて役割分担を行うことは効率的ですが、それでは新しく入ってきた人材が育ちませんし、人によって仕事内容の差が生まれてしまいます。
そのため、新人スタッフのモチベーションの低下や、先輩スタッフや店長への不満が募る原因にもなるでしょう。そのようなことを避けるためにも、店長にはスタッフを育成するためのスキルも必要です。
コミュニケーションスキル
店長のコミュニケーションスキルが高いと、お客様との会話からお客様が店舗に求めていることをうまく聞き出せたり、部下の仕事上の悩みを引き出すことができたりします。これらは、より良い店舗作りに欠かせない情報となるでしょう。
店長候補が研修を必要とする理由とは
会社の発展のために、新しい店長を育て上げることは不可欠でしょう。しかし、スタッフから店長候補へとステップアップする場合、自分の仕事が販売などの仕事から店舗管理へと変わっていくことに戸惑ったり、抵抗を示したりするかもしれません。
そこで大切になってくるのが、店長候補に適切な研修を受けてもらうことです。このとき、店舗内でもある程度の研修は可能ですが、営業時間内だけでは店長としての心構えやスタッフを指導する能力を身に付けることは難しいと思います。
店長候補には、外部で行われる研修で店長に必要なスキルを学んでもらい、店舗では店舗でしか学ぶことのできない知識を身に付けてもらうことで、時間を有効活用できるでしょう。
店長候補研修はどのような研修とするべきか
店長として働くには、スタッフの手本になるような振る舞いが必要となります。今までもマナーや接遇について学んできた人もいるかと思いますが、これからは指導者の立場にもならなくてはいけないため、あらためてマナーや接遇の研修を行うことをおすすめします。
さらに、報告をする側から報告を受ける側になることから、報告の受け方について学ぶ必要も出てきます。また、スタッフへの注意の仕方が悪いと、パワーハラスメントだと受け取られてしまうといった問題が生じる可能性もあるので、スタッフへの指導方法を学ぶことも重要です。
店長候補のスタッフを、より早く一人前の店長として送り出すためには、外部研修を上手く利用することがコツです。店長向けの研修を検討される際には、ぜひ一度当社までご相談ください。
この記事を読まれている方におすすめのプラン
● 即実践できるマネージメントスキルが身に付く「リーダーシップ開眼!「店長育成コース」
● 外国人旅客のおもてなしができるリーダー育成なら「インバウンドコーチ(TM)講座」